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TOEICの6つの長文対策【初心者でもOK】

TOEICで一番対策が必要なのは長文問題ですよね。

この記事では、TOEICをあまり受けたことが無い初心者の方や、英語に苦手意識がある方でもできる6つの長文対策についてお伝えします。

本記事の内容

  • 時間配分を決めておこう
  • 設問のパターンを知ろう
  • 設問だけ先読みをしよう
  • 長文の前の文章も読もう
  • フォント違いにためらわない
  • 各長文の冒頭を最初に読もう

この記事を書いているTOEIC855.comの管理者は、TOEICで855点をとりました。

855点をとるまでに意識してきた長文対策をお伝えします。

時間配分を決めておこう

長文対策でいちばん重要なのは、リーディングセクションの各パートの時間配分を事前に決めておくことです。

なぜなら、長文問題は量が多いので、各パートの時間配分を決めておかないと、必ず時間が足りなくなります。

パート7の長文問題は、時間があれば答えを導き出せます。

ですので、パート5やパート6に時間をかけすぎないように、事前に時間配分を決めておきましょう。

事前に時間配分を決めるだけなので、初心者や英語が苦手な人でもできる長文対策です。

具体的にどのパートにどれくらいの時間を使ったらよいのかについては、リーディングの時間配分にまとめているので参考にしてみてください。

設問のパターンを知ろう

長文問題の設問(質問)には、ある程度似たようなパターンがあります。

つまり、事前にそのパターンを知っておきましょう。
なぜなら試験当日に設問を理解する時間を短くできるので、結果的に長文対策になります。

具体的にTOEICの公式サイトにあるサンプル問題でみていきましょう。

例えば、次の3つの問題には、"What is suggested about ... ?"という設問があります。

No 147
No 152
No 177

つまりこのように設問として聞かれることがあることを、事前に知っておけば、"about"の後ろの単語だけを気にするだけで済むのです。

他にも、"According to the ..." とか、"What is indicated about ..."といった設問が、この数少ないサンプル問題の中で複数出てきています。

もし手元に参考書があるならば、「同じようなフレーズで聞かれているな」という設問が見つかるはず。

これも事前に調べておけるので、初心者や英語が苦手な人でもできる長文対策です。

ちなみにまだ参考書を買っていない方は、別の記事独学で始めるTOEICの非常識勉強法でもお伝えしているように「公式問題集」がおすすめです。

設問だけ先読みをしよう

長文を読み始める前に、設問だけ先読みするのも、おすすめの長文対策です。

理由は次の2つです。

  • 長文の内容を推測できるから
  • 長文のどこに注意して読めばよいのかわかるから

長文の内容を推測できるから

設問を先読みすると、これから読む長文の内容を推測できるので、長文にとっかかりやすくなるため、対策になります。

例えば先程のサンプル問題を改めて見てみましょう。

最初のQuestion 147 - 148の問題です。

No 147は、"What is suggested about the car?"という設問ですので、車についての長文だと推測できます。

No 148は、"According to the advertisement, why is Ms. Ghorbani selling her car?"という設問です。
後半部分の「なぜ車を売るのか」という部分から、さらに車を売る内容の長文だと推測できます。

いきなり長文を読み始めるのではなく、設問を先読みすることで、長文の内容を推測できるので、その後の対策をしやすくなります。

長文のどこに注意して読めばよいのかわかるから

設問の先読みをおすすめするもう一つの理由が、長文のどこに注意して読めばよいのかわかるので、長文対策になるからです。

例えば先程のサンプル問題の2つ目No 148の設問は、「なぜ車を売るのか」という内容でした。
ですので、車を売る理由を意識しながら長文を読んでいくとで正解を導きやすくなります。

とはいえ、サンプル問題の1つ目のような設問だと、どこに注意して読めばわかりません。
全体を読んで選択肢を選んでいくことになります。

ですが、先程お伝えしたように、設問を先読みすることで内容を推測できるというメリットもありますので、やはり設問の先読みは長文対策と言えるでしょう。

なお、設問を先読みするにあたり、解答の選択肢を読む必要はありません。
なぜなら、時間がもったいないからです。特にTOEIC初心者や英語が苦手な人は特に読む必要はありません。
正解は一つだけですので、選択肢から余計な情報を入れるために時間を使うよりも、設問の内容を意識して、長文を読み始めたほうが効率的です。

もちろん時間に余裕があるという方は読んでもいいでしょう。

ですが、量の多い長文対策としては、少なくとも設問だけ先読みするというのがおすすめです。

長文の前の文章も読もう

長文の前に書かれている"Questions 123-125 refer to the following ..."という文章を読むことも長文対策になります。

なぜなら、何についての長文なのか、ヒントをもらえるからです。

例えばサンプル問題のQuestion 196 - 200の長文の上にある"Questions 196-200 refer to the following advertisement, online shopping cart, and e-mail."のような文章です。

ここからこの問題の3つの長文は、広告、オンラインのショッピングカート、メール、であることがわかります。

もちろん長文の絵を見て、どんな内容かすぐにわかることもあるでしょう。

しかし、ヒントを出してくれているので、この文章を見ないともったいないです。
「広告を見て、ネットで買物をして、メールのやり取りをしている」長文問題なのかな?と推測できます。

また"Questions xxx-xxx refer to the following"に続く単語だけ見ればよいだけですし、使われる単語も難しくありません。
数秒で確認できるので、長文対策としてチェックするのがおすすめです。

フォントの違いにためらわない

TOEICの長文問題のフォントはかなりバラバラです。

そのため、フォントの違いにためらわないマインドを持つことが、長文問題の対策になります。

フォントがバラバラなので、どうしても英語を読みにくく感じてしまいます。心理的に「うわぁ、大変、無理!」とTOEIC初心者の方や英語に苦手意識がある方は思うでしょう。

対策としては、事前に参考書などで「こんなフォントで出題されるのか」ということを知っておきましょう。
そしてTOEICの長文問題はそういうものだ、という心持ちで受験しましょう。

どうしても時間が足りなくなる長文問題です。フォントで英語が読みづらいという意識を無くし、「これがTOEICの長文問題なんだ」という前提で受験することが対策になります。

各長文の冒頭を最初に読もう

TOEICの長文問題には、ダブルパッセージ(2つの長文)、トリプルパッセージ(3つの長文)という複数の長文を読む問題があります。

複数の長文問題の対策としては、各長文の冒頭だけを最初にさっと読むことがおすすめです。

なぜなら、複数の長文の関連性を知ってから、それぞれの長文を読むほうが理解しやすいからです。

具体的に先ほどの公式サンプル問題Question 196 - 200を見てみましょう。

長文には、広告、ショッピングカート、メールがありますので、それぞれについてどのように読んでいくのか説明します。

まず最初の広告です。タイトルと最初の一文だけチェックします。

まずタイトルの会社名でペイント関連かなと推測できます
そして最初の一文で家に使う色を提供するサービスをしていそうだということもわかります。

これだけチェックして、次に2つ目のブラウザに移ります。

まず内容に意識がいってしまうかもしれませんが、まず上からURLを見ましょう。
1つ目の会社のURLであることと、"shoppingcart"とあることから、この会社のネット販売だということがわかります。

そして"Order Summary #3397"から注文の概要が表示されていること、その右の"Customer"と名前から、この人が注文をしている内容だとわかります。
これだけチェックします。

そして最後のメールに移ります。

メールの差出人"From"を見ると2つ目のショッピングカートで注文している人と同じことがわかります。
そして宛先の"To"を見るとサービスを提供している会社です。

そしてタイトル"Subject"を見ると、2つ目の注文した番号と同じです。

つまり、お客様が2つ目の注文について、会社に対して送ったメールだとわかります。

このように、各長文の冒頭だけチェックするだけで、どんな内容なのか理解しやすくなります。

冒頭の英語は短いですし、わかりやすいので、長文の冒頭を最初に読むのはTOEIC初心者や英語が苦手という方にもおすすめの長文対策です。

ここまでTOEICの長文対策についてお伝えしました。

また、どのような順番でリーディングセクションを解いていくのがおすすめなのかをTOEICパート7対策の記事でお伝えしてしているので参考にしてみてください。

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