TOEICを受験したことがある方は、リーディングセクションでは「時間がたりない!」と感じたことがありますよね。そのためには時間配分を前もって決めておくことが大切です。
パート5〜7ではどのように時間配分をしたらよいのか、という疑問に答えます。
本記事の内容
パート5は7分
パート6は9分
パート7は59分
解答順番も大切
この記事を書いている私は、TOEICで855点をとりました。
その時も、時間配分を気にしながら受験しました。
もちろんTOEICを受け始めた頃は、時間を気にしつつも、配分を気にしていなかったため、時間が足りないことがよくありました。
とはいえ、何度か受験していたら、どのパートにどのくらいの時間を使えばよいかということがわかってきました。そこで今回は、「リーディングを解く際の具体的な時間配分」などを解説していこうと思います。
結論としては、当然ながらパート5と6は短くして、パート7に十分な時間をかけよう、という内容です。
一番の理由は、パート5と6は、考えても答えを導けない問題が多いからです。悩まずに短時間で解答してしまいましょう。その分、時間をかけて読み込めば、答えにたどり着ける可能性があるパート7に時間をかけたほうが、高得点を狙えます。
パート5を回答するための時間配分は7分です。
パート5の短文穴埋め問題は30問。一問を約26秒で解く計算です。
「そんなの無理!」と思ったかもしれません。でもパート5の英文は、1〜2行にすぎません。しかも選択肢はほとんど1単語です。
TOEICの公式サイトのサンプル問題をご覧頂いてもわかると思います。
ここで悩んで時間を使ってはもったいないです。悩んでいるのは、わからないからと思って、どんどん答えていきましょう。
パート6を回答するための時間配分は9分です。
パート6の長文穴埋め問題は16問。一問を約34秒で解く計算です。
ひとつの長文には、穴埋め箇所はだいたい4つあります。ですので、ひとつの長文を約2分で読む計算になります。
TOEICの公式サイトのサンプルにあるような問題を2分で解くことになります。
サンプル問題の最後にあるように、選択肢として、文章を選ばせる問題もあります。
パート6もパート5と同じように、選択肢が1〜数単語の問題に悩んで時間を使っていてはもったいないので、どんどん答えていくのがおすすめです。
パート7を回答するための時間配分は59分、約1時間です。
パート7の文書問題は54問。一問を約1分で解く計算です。
TOEICの公式サイトのサンプルにあるように、1つの文書を読んで回答する問題と、複数の文書を読んで回答する問題があります。そのため、ひとつの文章につき、単純に何分で回答するのか決めるのは難しいです。
そのため、パート7全体のボリュームを最初に確認して、約1時間をどのように配分するのか、ざっとでもイメージして回答していくとよいでしょう。
TOEICのリーディングセクションは、パート5から順番に解く必要はありません。
おすすめの解答順番は、パート7 → パート6 → パート5、と逆に解くことです。
理由は、パート5から順番に解いていくと、わからない問題があると、どうしても当初予定していた時間配分をオーバーしてしまう可能性が高くなるからです。
そしてしわ寄せがパート7にきてしまい、一番時間をかけたいはずのパート7の解答時間が短くなってしまうのです。
パート5やパート6の時間配分の説明でも書きましたが、ここで悩んで時間を使ってしまうのはもったいないです。
そのため、パート7から解いていって、パート5と6は、それぞれ7分、9分で解かざるを得ない状況にするのです。
例えば、パート5や6の選択肢に、名詞、動詞、形容詞、分詞があったとして、悩んで正解を導き出すのは難しいと思いませんか。
一方でパート7は文章の内容を理解できれば、解答しやすいのです。
そのため、パート7を時間不足で解かないといけない状況にしてしまうのは、非常にもったいないのです。
ですので、おすすめなのは、パート7 → パート6 → パート5の順番に解答することです。
リーディングの時間配分と解答順番を決めておいて、TOEIC本番にのぞみましょう。